365日生牧草を生産、収穫するシステムの開発と販売(本邦初)

掲載日 2023年09月27日  新ビジネス・商品 


起業内容

事業概要 

  •  ・家畜の基礎飼料である牧草の一種である生牧草(麦スプラウト)を、天候の影響を受けずに通年で生産するシ
  •       ステムを開発し販売する事業です。
  •  これまでの牧草生産
  •  ・これまで牧草生産は、牧草地での露地栽培で行われてきました。
  •  しかし露地栽培は
  •  ・天候の影響を避けられず、天候異変、台風等の災害は牧草の収量に大きな影響を与えます。
  •  ・広大な牧草地が必要です。
  •  ・広大な牧草地のメンテナンスには莫大な費用と農労働が必要です。
  • 麦スプラウト生産システムの機能
  •  ・本システムは、年間780トンの麦スプラウトを生産できます。
  •  ・動物への給餌に休みはありません。本システムは、7段の栽培層を持ち、毎日収穫する事が出来ます。全層同
  •   時に播種すれば、7日後に全層同時に収穫する事ができます。
  •  ・幅2.1mx長さ18mの1枚のベルトの上で栽培します。(7段重ね)
  •  ・本システムは、種子の播種から収穫までの給水量、LED点灯時間等を全自動運転で行います。収穫した生牧草
  •   は、カッターで裁断し、搬出するので農労働を軽減できます。
  •  ・環境に悪影響を与える資材は使用していません。
  • 生牧草生産システムの効果
  •  ・農労働を軽減できます。
  •  ・室内生産の為、天候の影響を受けない、安定した生産が可能です。
  •  ・広大な牧草地は不要です。本システムの設置面積は、200㎡程度です。
  •  ・旱魃が起こっても生牧草生産システムは安定した生牧草生産が可能です。

 ・寒冷地、熱帯、砂漠等、畜産に向かない地域での畜産、酪農を可能にします。

本事業の優位性 

  •  ・本システムは、農水省が新しい良い飼料と期待する牧草よりも栄養価が高い麦スプラウトの通年、安定生産を
  •   可能にする我国初のシステムです。
  •  ・本システムは天候や災害の影響を受けない為、通年で麦スプラウトを安定生産できます。

競合状況

 ・競合はありません。本邦初のシステムです。


   テスト中のシステム

 収穫中の生牧草(裁断して出荷します)


ビジネスモデル、予想顧客等

 畜産農家は、365日休む間がありません。

  •  ・飼養頭数を増やすと飼養管理で忙しくなります。
  •  ・牧草等の飼料も作らなければなりません。
  •  ・牧草の収穫が最盛期になると約2週間作業が続き、過重労働となり、家畜が事故を起こすという事態も発生し
  •   います。

 麦スプラウト生産システムの想定顧客

  •  ・労働力提供や高性能の機械を貸与して畜産農家を支援する農業コントラクター。
  •  ・乳牛や肉牛の養分要求量に合わせて、粗飼料、濃厚飼料、ミネラル、ビタミン等を混合した飼料を生産する 
  •     TMRセンター。
  •  ・畜産農家、地域の関係事業者が連携・結集し、地域ぐるみで高収益型の畜産を実現する為の畜産クラスター。
  •  ・競走馬育英施設、草食動物の飼料を扱う商社等。

 市場規模(令和3年)

  •  ・コントラクターの数は、821施設で、横ばい状態です。
  •  ・TMRセンターの数は、160施設ですが毎年増加しています。
  •  ・畜産クラスターの数は、現在、全国で911施設であり、市町村単位、農協単位、都道府県単位で設立が続いて
  •   います。
  •  ・500頭以上飼育している畜産農家は、飼料コストの削減、安定供給が可能の為、導入メリットが大きい。

 これ等の施設は、今後10年間で対象施設は約5,000以上となると言われています。


予想収益

 売上目標台数

 ・国内 1,000システム (2024年より10年間 国内予想市場規模の20%)

 ・輸出    250システム (アジア、中近東)

 売上目標金額

 ・2025年度からの10年間で250億円の売り上げを目指します。



起業資金

2,000万円

稲見雅晴
性別 男性
住所 東京都
年齢 73歳