次世代農業の事業拡大
掲載日 2016年01月21日 その他起業内容
市場縮小と需要減に直面する日本の農業ですが、違う視点で見れば零細小規模農家の淘汰と中大規模農家による生産集約及び適正なプライヤー数への絞り込みと言えます。弊社は創業3年にて農業生産法人を運営しながら東北地方を中心として大手上場企業への契約栽培を主体とした大規模稲作農業の展開を計画しています。また大規模化と効率化により価格競争力を鍛え、海外輸出拡大に向けた取り組みも始めています。
●何が違うのか?
今までの日本の稲作農業はプロダクトアウト型で生産したものを農協に流通し販売するという生産方式が主流でした。消費者の嗜好や需要と関係なく生産者の都合で生産するお米は補助金のためであり、採算度外視に取り組まれていました。私たちは次世代農業を志向し、需要に基づくマーケットイン型の農業をめざし、大手外食チェーン、商社との契約栽培を主体とした取組を始めています。
減反政策が平成30年に終了するのに伴い農協の解体と民間事業者の淘汰がすでに始まっています。市場に生き残るのはスケールメリットを持ち、価格と戦略において競争力を持った企業だと信じています。
またTPPを見据えて海外でも競争力を持てる日本米の輸出拡大を計画し生産体制を構築しています。海外の需要に即した日本米の生産を国内で、ゆくゆくは海外現地生産も含めた展開を計画しF/Sを行っています。
今回の資金調達は上記の目標を達成するための設備投資及び運転資金となります。具体的には自社流通を拡大するための倉庫及び米加工施設の整備です。
予想収益
事業計画1年目 計画生産量 300t 売上 6千万円 経常利益 480万円
2年目 計画生産量 500t 売上 1億円 経常利益 800万円
3年目 計画生産量 800t 売上 1億6千万円 経常利益 1280万円