「空間」で葬儀を変える。寄り添い安置が可能な遺体安置空間の運営(首都圏)
掲載日 2017年10月02日 その他起業内容
初めまして。都内の葬儀社に勤め7年程の三上と申します。34歳です。
向こう30年、国内における年間の死亡者数は増加傾向に在ります。特に人口密度の高い東京や関東圏都市部において、火葬場数自体の増加、1日における火葬数の増加見込みは無く、依然火葬をするために3日~1週間以上日程を待たなければならない状況です。日程が開けば安置場所は必要不可欠なスペースであり、おおよそ6~7割の利用者は自宅ではなく専用の安置施設を利用されます。この数字は年々増加傾向にあり、」遺族は「物理的」ではなく、「心理的」要因によりご遺体を自宅へ帰すことが少なくなっています。また、実在する安置施設では遺族が付き添うことはほぼ出来ません。会えても1日15分限定と制限があり、生前に亡くなられる方と十分な時間を過ごすことが困難な都会居住者において、貴重な故人様との死後~火葬までの時間に対し有益な葬儀サービスが存在していません。
「家族葬」(全体のおおよそ6割)、「直葬」(全体のおおよそ2割)が台頭し葬儀は収縮。お葬式の単価も減少を辿っています。そして価格競争が激化し、コールセンターから登録葬儀社に葬儀をアウトソースする格安葬儀社や、何とか売り上げを上げようと試行するものの、消費者が自ら選択を望む画期的な新サービスは生まれていません。
これからの葬儀業界は「サービス」を売るのではなく、「空間」を売る時代により移行していくはずです。THE:葬儀屋さんが主導で葬儀を行う時代は薄れ、自由度の高い空間で遺族が主体となり、サポートスタッフがアテンドする時代、またそう遠くない未来に葬儀は不要される時代がくるように思います。
そしてこのままでは日本特有の死を悼む葬送の文化は軽薄。「死」を軽く考えること、即ち「生」を甘んじることに繋がりかねません。
私自身が人生をかけて取り組んでいきたいまず1つの事業がご安置からご出棺まで寄り添いに特化したお別れが可能な葬祭スペースの運営と全国展開、そして日本の葬送文化を守ること、新しいお別れのスタイルを確立し消費者の皆様により応えられる葬祭サービスを生み出すことです。
まずは現在勤めている葬儀会社やこれまでご縁を頂いた法人を含め、業務提携をさせて頂きながら、初期投資を抑えた安置スペース運営から地道で頑張って参りたい所存です。
他業界とのパイプが薄いこの業界はまだまだレベルアップが必要であり、レベルアップが十分に可能な大きな市場であると私は考えています。いずれご縁を頂けた方にはビジネスプランを含め、まだまだ話をしたいことが沢山ございます。
是非、何度でも伺いますので企画書・計画書にお目通し頂き、精査いただければと願っております。
【人の死】から【人生】と【社会】を変える
現代、人の死は人々の生活から徐々に離れていきました。自宅にご先祖の遺影写真が飾られること多くなく、居住地から墓地に行くのは遠方で会いにいけることも多くない。
それは心理的においても人の「死」の距離を遠くしていると思います。
「死」を意識するからこそ、人間は有意義な時間を過ごせることを、私は20代で過ごしたボディーガード時代に学ぶことが出来ました。
明日死んでしまうかもしれないと本気で考えるのは「恐怖」でありながらも、目の前の人生を「大切に生きる」始まりまでもあります。
これからの移り変わる社会と同時に葬儀業界は存在価値を見直す必要があるように思います。
この安置施設を徐々に充実したものにし、より都会の生活の中であっても、故人との時間、「死」との距離を近づけて過ごして欲しい。そういった安置場所をどんどん展開していくことで、日本に住む人々に「死」は忌み嫌うことでなく、自身に必ず訪れることであり、身近に受けていくことで、それぞれの人生に活力を見いだせることなのだと、全身で伝えていく所存です。
【運営スペースについて】※機密事項の露出を防ぐためあくまで簡単に記載させて下さい。
・葬儀スタッフの位置付けではなく、あくまでお別れをサポートするアテンドとして、
葬儀社主体の既存サービスから脱却し、自由度の高い顧客主導サービスを実施する。
・ご遺体の安置から火葬場への出棺まで付き添い安置が可能なスペース(都内・関東圏にはほぼ存在していない状態)
・顧客の希望に応じて様々な利用方法(安置のみ・付き添い安置スペース・小規模スペースで葬儀施行)
・費用帯:全国における家族葬よりリーズナブルであり火葬式(直葬)とほぼ変わらない費用帯でお別れが出来る
【事業提携について】
・現在勤めている葬儀社を含め、関連会社等との提携が可能です。初月からの稼働が可能です。
・出店エリアについてもこれまでの経験と業務実数から調査しています。
・安置場所不足エリアでの運営のため、初月から業務を見込むことが出来ます。
予想収益
あくまでサンプル程度となり申し訳ございません。資金と施設内容の違いで大幅に変動致しますので、初期投資を抑え、安置提供をメインとした小規模安置所の場合は・・・<安置売上> 5体収容(小規模)をイメージした場合:一泊7560円(税込)とした場合:初年度稼働見込み(5割)
¥567,000/月 ¥6,804,000/年
<ドライアイス>安置に付随して遺体保全のために、安置全体の3割稼働で収益見込み
単価:¥5,400(税込)(10kg)×5体×稼働率3割×30日
¥243,000/月 ¥2,916,000/年
<お別れスペース売上> ¥32,400/回×10回/月 ¥324,000 ¥3,888,000
単なる安置場所として運営した場合:¥13,608,000
<ご遺体搬送の寝台車業務> にて業務範囲を広げて収益化が可能です。
<自社葬儀施行売上> 自社葬儀施行については第二段階として考えています。