電子顕微鏡用の「急速凍結装置セット」製造販売・新技術の普及をめざす
掲載日 2018年03月21日 新ビジネス・商品起業内容
電子顕微鏡で観察・撮影に用いる、試料標本を作成するための「装置本体と補助装置」のセット品の製造と販売を考えております。
現在は電子顕微鏡で生きた動植物や微生物の写真を取るために、化学固定法と急速凍結法の2つが主に行われています。化学固定法では細胞内の状態が少し壊れてしまうため、細部までの鮮明さからは急速凍結法が格段に優れているのですが、簡便に使える装置がなく、多くの研究者は化学法で資料作成を行っているのが現状です。
こそで、私が農学部の教授より依頼され開発した急速凍結装置を、すぐに使えるセット品として販売しようと企画致しました。ニッチ商品ではありますが、、その分野の方には手に入るなら直ぐに使いたいと思ってもらえるものです。
◆特許
特許出願については現在出願準備中ですが、先願調査で類似のものは1件ありますが、目的が違い内容も被っておりません。
◆販売
実際の販売時には、販売協力先に使用中の動画を中心に、多くを語らなくても利便性や有用性を伝えられる、商品説明と商品見本を用意する予定です。
将来的には、関連する用品の展示会への参加などを視野に、普及を図りたいと思います。
◆次期戦略
マーケットが小さいので、次期戦略として高機能版として凍結できる対象を広げた製品の開発を考え、高機能品を次の販売商品に出来るよう研究しております。
◆国外
マーケットが小さく特殊なものなので、海外まで販売することを考える。類似品対策はアメリカにのみ県の補助金と自費で特許申請、類似品が出るまで販売できれば良いと考え、売り切り販売戦略を考える。
予想収益
全国の大学の微生物で酵母菌や腸内菌などの菌体、植物の細胞など、動物類、魚類に関する研究、などで電子顕微鏡を使って研究を行っている研究室、研究グループなどが対象です。
また県や国の、農産、水産関連の研究機関。
さらに企業の微生物や細胞に関する研究開発を行っている部署。
1セット約15万円で、
国立86校 公立77校 私立595校 計758校あり、その15%で平均20個の需要を掘り起こすと、大学で約2270セット
その他の研究機関で、急速凍結装置に興味を示す所が1県平均30ヶ所で見込み数2本、47都道府県 約2800セット
現時点で、国内で5000セット程の販売見込みを持っております。
ある程度、認知度を上げないと売れないと思いますので、最初は各県やその地域に営業ネットワークを持っている業者さんに、協力を貰えるように営業を行う予定です。
1.スマホ動画を営業先で見てもらえるように用意する。
2.Yutubeに動画をアップロードして、使い方を見てもらう。
初年度とは言いましても、商品見本などすべての準備が終わって実際販売に移れるのは5月からとして、12月までに九州地域を中心に、約250個程の販売を予定しております。
販売委託先には、価格の30%をマージンとして支払います。
大きな物ではないので、販売委託先にとっては顧客の新規開拓にも繋がります。
146,000×0.4×250=1,4600,000 売上利益1,460万円
概算ですが、このような予想です。