アフリカからの半導体設計人員の育成と実業務への展開
掲載日 2019年12月05日 技術起業内容
弊社は半導体設計の受託業務を主な業務としており、中国およびベトナム
の設計者を日本に呼び寄せ、顧客サイドで作業をしてもらっている。
半導体設計においては人員不足が顕著であり、現在では海外設計リソース
(インド、ベトナム等)を活用するケースが大半であるが、コストの増大と
人員の定着に苦労している。この状況は日本だけではなく、半導体設計製
造を国策として推し進めている中国においても同様である。
本問題の対策として、いまだ積極的に活用されていないアフリカの技術者
(実際には大卒レベル)を日本もしくは中国に呼び寄せ、トレーニングを実
施し、半導体設計者として育成する。
メリットとしては
(1)コストの低減 ベトナムの1/2程度の費用で可能、
(2)人員定着 外貨獲得および将来の自国での産業発展の観点から定着率
は高い
がある。特に(2)においてはメリットが大きく、人員の定着により個人の
スキルアップを図ることで設計チーム全体の技術力向上が期待できる。
これにより会社としての付加価値が得られ、安定的な業務受託を期待する
ことができる。
育成した人員は主に半導体のバックエンド、ミドルエンド設計の受託業務
に従事してもらうことを想定している。
なお、弊社ではすでに某国の大学との調整を実施しており、人員確保は見
通しが立っている。
投資頂いた資金は主にトレーニング受講者の渡航費、VISA取得費用および
滞在費に充当させて頂く予定です。
(最初の10名分)
なお、トレーニング期間は3カ月を想定しています。
予想収益
10人トレーニングを実施し、半導体設計の受託業務に従事した場合、当初
は1人当たり月20万円程度の利益を見込んでいる。スキルアップすることで
受託金額もアップすることになり、利益も増加する。