[ソーシャルビジネス]食料問題解決のために。
掲載日 2020年03月14日 新ビジネス・商品起業内容
初めまして。
今回、私は、『アフリカのアラビアガム農家の生産&利益の向上』&『野菜&青果の廃棄を減らす』という目的を掲げ、ソーシャルビジネスを立ち上げます。
事業の内容としては、大きく分けて、以下の『三つ』です。
1. 『農家との契約栽培、全量買取による労働対価の保障』
2. 『生産向上支援事業』
3. 『野菜&青果用のコーティング剤の開発と販売』
まず、皆さんは、『アラビアガム』というものをご存知でしょうか?
これは、1000種類以上あるアカシアの木の中の、たった2種類からのみ採取される樹液です。
実はこれ、ありとあらゆるものに姿を変えて、私たちの生活を支えてくれています。
例えば、糖尿病製造機の『コカ・コーラ』、週末仕事終わりの最高のパートナーのである『ビール』、愛する子供に買って帰ってあげる『キャンディー』や『ガム』、愛する妻を美しくしてくれる『化粧品』などなど、ここにあげられないほど多くのものに配合されています。
しかし、それ自体の認知度は低く、それを生産して生計を立てる農家が、貧困に苦しんでいる状況があることも、知られていません。
今日、私が立ち上げたいものは、彼らの生産・利益を向上していくための事業です。
これに対する事業は、上記の1と2が該当します。
1の内容としては、読んで字のごとく『契約栽培&全量買取』により、農家の最低限の労働の対価を保障します。
契約条件として、1.量 2.質 3.価格 4.タイミング 5.組織単位 6.買取料の一人当たりの分配 7.コーティング剤利益の還元率 を農家との直接対話を通じて合意・決定をします。実施していく中で、5番目の『組織単位』というところが大きなポイントになります。(説明割愛)
そして、契約を結んだ後、農家が生産したアラビアガムを条件に当てはめながら、全量買取を行います。
2の『生産向上支援事業』と並行して行うため、成果が出始めるまでは時間はかかると考えています。
その、肝心の生産向上支援事業の内容は、大きく分けて以下の2つです。
1.『PLSD(参加型地域社会開発)の枠組みを用いた現状分析とモニタリング』
2.『PA(参加型手法)をベースとした、生産支援』
PLSDとPAについては、ここでは説明が足りないので割愛します。
この、『契約栽培』と『生産支援』を統合し、彼らの自立的かつ持続的な生産を可能にすることが私の目的です。
話は飛び、彼らのような第三世界の農家が貧困に苦しむ裏側で、我々先進国と呼ばれる国々は、毎日何トンもの食料廃棄を出しています。
私自身、大学四年間、スーパーでのアルバイトをしていましたが、毎日の廃棄量にはうんざりしていました。
貧困に喘ぐ人々がいることを知りながら、大量に食べ物を捨ててお金をもらう私は、強い無力感を感じていました。
しかし、ある日卒業論文のテーマを決めるため、ネットを漁っていると『アラビアガム』というものを知りました。最初は、なにこれという感じでしたが、調べていくうちに、多くのものに様々な用途で使用されていることを知り、大きな可能性を感じました。
このアラビアガムには、コーティングの機能があり、チョコレートやキャンディー、薬などのコーティング剤として利用されています。
参考文献を漁っていく中で、一つ興味をもったのは、『アラビアガムを用いたコーティング剤で野菜&青果の寿命を伸ばし、廃棄量を削減』というものでした。これを見つけた瞬間、『これや!!!!』と感じました。
上記の3.『野菜&青果用のコーティング剤の開発と販売』は、契約した農家から買い取ったアラビアガムを原料として、そのコーティング剤を自社開発し、販売するというものです。
廃棄は、サプライチェーンの各段階で起きていますが、ターゲットととしては、加工-流通-小売の段階での廃棄量削減を考えています。
どのようにして商品を作るのかというのは、現段階では模索中ではありますが、そこも含めて投資していただきたと考えています。
また、その商品利益の40%を農家に還元するという内容も契約内容として合意し、農家の利益を最大限にすると考えています。
これを行う上での、最大のネガティブなポイントは、『1&2』と『3』のどちらかが崩れると、全体が崩れるということです。
生産が上がらなければ、商品が作れず、商品が売れなければ、買取料を作れないことになるため、非常にリスクのある考えだと自覚しております。
しかし、やります。
やってみせます。
最終的な目標は、私が職を失うことです。
人生をかけて、この事業に取り組みます。
そのための支援と、厳しい指導の方をお願いしたく、今回登録させて戴きました。よろしくお願いいたします。
予想収益
とりあえず、事業内容だけみてもらえればと思います。ご連絡お待ちしております。