
2026年10月5日
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銀行に、融資を断られた。
でも、家や土地ならある。
MRF(エム・アール・エフ)は、家や土地を担保にして、会社やお店にお金を貸す会社です。
✔ 赤字の決算だけで、断られはしない
公式が「当社は決算内容だけで判断しておりません」と書いています。
✖ そのかわり、通ったあとにお金がかかる
手数料だけで、1,000万円なら最大33万円。
同じところで迷った人たちの話から、順に見ていきます。最後に、昔のMRFの意外な姿も出てきます。
目次
2009年9月の知恵袋の質問
「ローンのないマンションがある。でも銀行は『担保があっても100万円まで』と言った」
自分のお店を開きたい人の質問です。家があっても、銀行はそれだけでは貸してくれませんでした。
MRFに寄せられた声(40代・小売業)
「銀行にも信用金庫にも『業歴が短い』と断られた」
銀行がまず見るのは、これまでの決算です。始めたばかりの人や赤字の年がある人は、そこで止まります。

MRFは、決算だけでなくこれからの計画も見る、と答えています。
銀行とは見る所がちがうニャ
2024年4月の知恵袋の質問
「銀行がだめでノンバンクで借りる。家に来たりしないか心配で、誰にも相談できない」
2013年12月の知恵袋の質問
「土地を担保に借りたい。でも、いざとなると不安になる」
ノンバンクは、銀行ではない、お金を貸す会社のことです。不安になるのは、自然なことです。
MRFに寄せられた声(60代・理美容業)
「ノンバンクは初めてで不安だった。担当の人が何度もお店に来てくれた」
MRFは、国の登録簿に名前があり、上場している会社の子会社です。くわしい調べ方は、下の1本目と2本目で見せます。
登録を自分で確かめるニャ
MRFに寄せられた声(70代・設備工事)
「銀行に返済を待ってもらっていて、新しく借りられなかった。申し込んだ日に担当の人が来た」
銀行に返済の予定を延ばしてもらうことを「リスケ」と言います。リスケ中は、ふつう新しく借りられません。
✔ リスケ中でも、利用できる
公式のよくある質問の答えです。
ただし、借りられることと、ラクになることは別です。次の話が、その落とし穴です。
借りられても油断しないニャ
2024年5月の知恵袋の質問
「ノンバンクに申し込んだら、別の会社を紹介された。紹介料が5%かかると言われた」
2013年6月の知恵袋の質問
「借り換えの前に測量が要ると言われ、その費用を利息15%のつなぎで借りることになった」
担保のローンは、利息のほかにもお金がかかります。知らずに進むと、手元に残るお金が思ったより少なくなります。
✖ MRFの事務手数料は、借りる額の最大3.30%
ほかに、登記(家や土地の記録を書きかえる手続き)の費用も自分で払う。期限より前に返すと、残りの3.00%がかかるプランもある。
申し込む前に、かかるお金を全部紙で出してもらってください。
手数料を先に聞くニャ
2012年のMRFのホームページ。
手数料の欄に、何と書いてあった?
ネットに残る昔の記録を、開きました。
✔ 2012年7月に開業した会社だった
はじめは九州・中国・四国の一部だけに貸していました。
✖ 事務手数料は「一切不要」と書かれていた
今は、借りる額によってかかります。
いつ、何が変わったのか。記録をたどると、ある年で手がかりが途切れます。
MRF「開業のお知らせ」(2012年7月2日)
「迅速な資金調達(Finance)により、お客さまの事業を実りの多い(Fruitful)ものにすること」
社名の M・R・F は、出会い(Meet)、信頼とまっすぐ(Reliable・Right)、お金と実り(Finance・Fruitful)の頭文字だそうです。
そのころのスタッフは80人。貸す相手は、西日本の一部の人や会社だけでした。
社名に意味があったニャ

2012年の、オーダーメイドのプランのページです。上の説明には「事務手数料は一切不要」とまで書かれていました。
この「不要」は、そのあと何年も変わりません。2025年2月の記録まで、同じでした。
昔は不要だったニャ
✔ 返済の期間は、20年から35年へ
2016年2月の記録から。貸す地域の書き込みも、このころ消えていた。
2016年4月の記録には、毎月は利息だけを払う、新しいプランも出てきます。
西日本の一部から始まった会社は、今では東京にも支店を出しています。
少しずつ変わったニャ
今の条件では、同じ欄は「融資金額の0%~3.30%(消費税込み)」です。
ところが、2025年2月より後のこのページの記録は、アーカイブに残っていません。いつ変わったのかは、分からないのです。
アーカイブは、記録された日のページだけを残します。記録の間に何が起きたかは分かりません。
いつかは分からないニャ
✔ 2012年は「一切不要」
2025年2月の記録まで、手数料の欄は「不要」。
✖ いつ変わったかは、記録が無い
でも、記録が途切れる前の年、2024年に、MRFには大きな出来事がありました。会社の持ち主が、変わっていたのです。
手数料が変わったことと、持ち主が変わったことの関係は、どこにも書かれていません。
次は持ち主を探すニャ
2024年の夏。
MRFの持ち主が、変わった。
買ったのは誰で、いくらだったのか。
✔ 上場している会社が、株を全部買った
三井松島ホールディングスという会社です。
✖ 値段が、発表と決算書で違う
発表では120億円、決算書では110億円。
どこに何と書かれていたのか、順に見ます。
MRF「会社概要」(2026年10月)
「三井松島ホールディングス株式会社 100%」
MRFのホームページの会社概要の、株主の欄です。
買った会社の発表によると、ねらいは東日本へ広げることでした。受け渡しは2024年7月1日です。
親の会社がいたニャ

発表では、株の値段は120億円。ところが、親の会社の決算書(有価証券報告書)では、「株式の取得価額」は110億円でした。
なぜ違うのか。理由は書かれていません。
理由は書いてないニャ
✔ ホームページの「融資残高」は400億円
2020年8月の記録では284億円。今は400億円(2026年7月末時点)。
親の会社の決算書は、これからの課題に「適正な利ざや」を挙げていました。利ざやは、お金を借りるときの利息と、貸すときの利息の差です。
貸しているお金は、6年で100億円以上増えていました。
大きくなったニャ
✔ 持ち主は、上場している会社
2024年7月に子会社になった。
✖ 買った値段は、資料で違う
120億円と110億円。理由は書かれていない。
でも、持ち主が変わっても、お金を貸すための国の許しは、続いているのでしょうか。国の記録を、自分で引いてみます。
次は国の記録ニャ
持ち主は変わった。
でも、国の許しは続いている?
お金を貸すには、国の登録が要ります。その登録簿を、自分で引きました。
✔ 金融庁の登録簿に、名前があった
処分の欄は空でした。
✖ 番号の形だけでは、本物かわからない
本物と同じ形の、偽の番号が出回っています。
同じことを気にした人は、昔からいました。
2011年8月の知恵袋の質問
「家を担保にお金を借りたい。信用できる会社を教えてほしい。家族には秘密で」
2017年8月の知恵袋の質問
「初めての不動産担保ローン。相談する前に、その会社が信用できるか知りたい」
答えは、人に聞かなくても国の記録で確かめられます。
みんな気にしてたニャ

金融庁の「登録貸金業者情報検索」に、「エム・アール・エフ」と入れました。出てきたのは1社だけです。
登録番号は「福岡財務支局長(5)第00173号」。処分の欄は空でした。
登録簿にいたニャ
貸金業の登録は、3年ごとに国の審査を受けて更新します。( )の中の数字は、その回数です。(1)なら、はじめての登録です。
MRFは(5)。はじめの登録から、4回の更新を受けてきたことになります。昔のホームページの記録でも、(1)から(5)へ、3年ごとに増えていました。
4回更新したニャ
✔ 日本貸金業協会の名簿にも、名前があった
協会の処分の記録にも、国の処分の記録(2002年度から)にも、見つからなかった。
「見つからない」は、そこに載っていないという意味です。何もなかったことの証明にはなりません。
処分は見つからないニャ
金融庁「登録番号を詐称している業者」の一例
「登金(5)第49567号」
本物と同じ「(5)」の形です。番号の形が正しく見えても、登録簿で引くまでわからないのです。
そして、調べていくと、MRFの名前そのものをかたった偽物の記録まで出てきました。いったい、どんな手口だったのでしょうか。
次は偽物を見るニャ
MRFの名前で、
融資のメールが届いた。
それは、本物でしょうか。
✖ 2018年、MRFの名前をかたる偽物がいた
MRFの協会の番号まで使っていました。
✔ 本物の電話番号は、国の登録簿で見られる
届け出てある番号と比べれば、見分けられます。
まず、2018年に何があったのかから見ます。

2018年1月、日本貸金業協会は、MRFに似た名前でメールを送る業者を、悪質業者の一覧に載せました。住所は東京でした。
協会は、本物のMRFとは一切関係ないと確かめた、と書いています。
偽物がいたニャ
MRFのお知らせ(2018年1月20日)
「社名や貸金業協会番号(第005731)を無断で使用し、融資の勧誘等を行う」
そんなメールが届いたら、お客様相談室(092-717-3262)へ知らせてほしい、と書かれています。
本物も注意してたニャ

金融庁の登録簿には、業者ごとの「広告用電話番号」が載っています。MRFのフリーダイヤル 0120-39-0069 も、ここにありました。
MRFのホームページにも、2016年の記録から同じ番号が載っています。
届け出てあったニャ
✔ 届いたメールの番号ではなく、登録簿の番号と比べる
金融庁の登録簿で、業者名から引ける。
でも、本物と契約できたとしても、まだ1つ、知っておくことがあります。家や土地の記録に、何が残るのか。
最後は登記簿ニャ
お金は、返し終わった。
でも、家の記録には何が残る?
家や土地には、国がつける記録(登記簿)があります。
✔ 「根抵当権」という担保の記録が書かれる
MRFの担保は「土地・建物に根抵当権設定」。
✖ その記録は、誰でも見られる
返しても、自分で消す手続きをするまで残ります。
この記録で困った人が、実際にいました。
2013年4月の知恵袋の質問
「亡くなった父の家に、会社の借金の担保がついていた。弟は、そのまま担保にするのを嫌がっている」
2015年1月の知恵袋の質問
「親から買った家が、親のローンの担保にもなっていた。この家は売れるのか」
担保の記録は、家族の代になっても残ることがあります。
家族にも関わるニャ
根抵当権は、決めた上限の額まで、何度借りても、まとめて守ってくれる担保です。民法第398条の2に決まりがあります。
そして登記簿の記録は、返し終わっても自動では消えません。
自動では消えないニャ
不動産登記法 第119条
「何人も、登記官に対し、
手数料を納付して」
手数料を払えば、誰でも取り寄せられます。取引先の銀行や、家族が見ることもできます。
誰でも見られるニャ

返し終わったら、担保の記録を消す「抹消」の登記を、法務局に申請します。
✔ 国に納める税は、土地か建物1つにつき1,000円
20個以上を1回で申請するときは2万円。
法務局は、書類を受け取ったらできるだけ早く申請するよう、すすめています。
返したら消すニャ
✔ 手数料は、昔「一切不要」だった
いつ変わったかは記録が無い(1本目)。
✔ 2024年に、上場会社の子会社になった
値段は資料で違う(2本目)。
✔ 国の登録は、4回更新されていた
処分は見つからない(3本目)。
✔ MRFの名前をかたる偽物もいた
本物の番号は登録簿で見られる(4本目)。
✔ 担保の記録は、返したら自分で消す
誰でも見られる記録だから(5本目)。
手数料の一言から始まった調べ物は、ここで終わりです。申し込む前に、もう一度トップで全体を見てください。
おつかれさまニャ
✔ 赤字の決算だけでは、断られない
これまでの売上と、これからの計画も見る。
✔ リスケ中でも、申し込める
通るかどうかは、別の話。
✖ 担保と、手数料・登記の費用が要る
手数料は、借りる額の最大3.30%。
ところで、この手数料。昔のMRFのホームページには、まったく別のことが書かれていました。
その記録は、2012年までさかのぼります。
昔の記録も見るニャ
今すぐ資金調達できる
投資家・支援者をメールで受け取る
または メールアドレスで
「MRFに寄せられた声」は、MRF公式の「お客様の声」を短く言い換えたものです。調べた日:2026年10月5日