岩手県の沿岸被災地で100円ショップを作りたい!

掲載日 2012年05月22日  販売ショップ 


起業内容



■起業を志す理由
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私が生まれ育った町でもあり、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市で、大手フランチャイズではなく、独自運営形態の100円ショップを立ち上げ、ショッピングの本来の楽しさや顧客満足度を高めることにより地域のお客様(被災者)に元気な心を取り戻していただきたい、また、堅実な事業運営を行うことで、地元の雇用と納税に貢献し地域経済の活性化に協力したいと考え、起業を決意しました。

■なぜ100円ショップなのか
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①まず、地域経済の特徴でもある「ディスカウントニーズ」にあてはまること。顕著な高齢化社会の典型的な土地柄、金銭的に余裕のある世帯は多くなく、安さを求める傾向が強い。

②100円ショップニーズがある。震災前は大手フランチャイズ100円ショップが町内の半径2キロ県内に3店舗ひしめき合うほど需要は高いはずなのだが、現在は仮設店舗で運営しているショップが1店舗のみという現状です。

③運営側がお客様本位の経営をしているとは感じない、という非効率があると思っている。商売はお客様がいらっしゃって成立するものなのに、客様に対し笑顔もなければ元気な挨拶もないショップがあまりにも多すぎる。ここに力を注ぐことで、ニーズの拡大は容易に想像できますし、新規参入の障壁を作れると信じています。

④「③」の業界非効率に関係しますが、お客様がお求めになることをサービスに変えられる部分が多すぎます。例えば仮設住宅や介護施設など人が集中している場所へ出向く出張販売、ひとつひとつの商品にPOPや見本を掲げ付加価値を演出する販売方法、地場産の生鮮食材の均一販売など…大手フランチャイズでもなかなかカタチにできない戦略が多岐にわたって存在し、ベンチャーの強みが生かせます。チャンスがまだまだ眠っているということです。

■東北の被災地を当事業で繋ぎたい
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私は物販の経験が長く、今後の人生も物販ありきの生き方をしてまいる所存です。物販という商売をこよなく愛しています。
「本来、ショッピングは楽しいもの」と思っています。
モノを選ぶ楽しさ、店員とお客様のコミュニケーション、人が集まり居心地が良い、商品を使った先のライフスタイルまで楽しめる
こういった、たくさんの魅力が物販にはあります。その発信基地になることで、将来は東北被災地住民の方々の「楽しみ」のひとつとして認知していただくことにより、町の復興、被災者の心の復興のお役にたてることを確信しています。

■事業計画書について
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出資の有無に問わず、この事業にご興味がおありの方々へ当事業計画書を差し上げております。
事業計画書の内容は、他者(他社)にはなかなかマネのできない内容となっていますから、ご覧になっていただくだけで終わりという場合でも何ら支障はございません。
お気軽にお問い合わせいただければすぐにご用意させていただきます。

予想収益



2012年10月のOPENを目標にしていますが、金額が大きいので資金集めの段階で年内のOPEN、収益の有無は期待しないと仮定する。
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 2013年収益
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売上:75,635,469円
粗利:26,472,414円
経常利益4,089,334円
(営業外費用は4,000万円借入利率2.3%7年で返済する場合で計算)

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 10年後までの売り上げ計画
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2013年 75,635,469円(ネット通販市場参入)
2014年 98,061,916円(地場産生鮮商材販売開始)
2015年 102,894,372円
2016年 109,866,566円
2017年 119,531,686円
2018年 335,666,103円(2号店OPEN)
2019年 350,554,438円
2020年 465,133,156円(3号店OPEN)
2021年 588,491,916円(4号店OPEN)
2022年 730,462,644円(5号店OPEN)
2023年 1,039,325,024円(6、7号店OPEN)

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   資金計画について
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       2012/06/04更新

ご興味をもってくださっている方より、自己資金についてのお問い合わせをいただきましたので資金計画を追加させていただきます。

まずは、お問い合わせいただいた方へ御礼申し上げます。

◎自己資金 300万円+銀行融資900万円
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◎希望資金 3,000万円
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●内訳
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・商品仕入…650万円
・店舗建設駐車場整備…3,130万円
・什器、備品…210万円
・機械装置…150万円
・車両購入…50万円
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 合計 4,190万円

現在、岩手県陸前高田市の主要な商業地区(立地が良いとされるところ)ではほとんどの土地がふさがってしまいました。
浸水被害のあった土地の再利用についても、行政のGOサインがいつになるのか解らない状況で、見通しが立っておりません。
私が店舗の建設に目をつけていた土地についても、地主様と他社様との間で話が進んでいるとのことで、正直なところを申し上げますと、資金が集まっても(立地の良いところに)店を建てられない思いが強くなってきております。

利益計画は、店舗建設を予定していた場所でないと難しいと考えていますから、返済計画が崩れてしまう可能性があります。

しかし、商業地区にどんどん様々な企業が軒を連ねますと、仮設住宅にお住まいの方や市内の山間部へ移り住んでいかれた方々など、「買い物弱者」への利便性が一段と弱まってしまうのではないかと懸念しています。

私は経営に関しては未経験なので、都合よく理想ばかり言っているのかもしれません。
でも、今述べたように、「買い物弱者」をできるだけ支援すること、「心温まる楽しいお買い物をしていただくこと」を独自のサービスでご提案すること、そういう事業を通して被災地の方々に元気を出していただくことをやりたいと強く想っています。

現在は本当に事業資金の工面に悪戦苦闘しております。

でも、諦めきれないので、小さくても良いから私が考える事業が成り立たないかと模索しているところもあります。

まず一つは、「100円グッズの移動販売」を考えています。
ころころ事業計画が変わるのは不本意ですが、自己資金の範囲で同じような効果をもたらす事業ができないかと考えた結果、移動販売に可能性があると感じています。

移動販売は、店舗販売を行う今回の事業内容に盛り込まれている戦略のひとつでしたが、それを独立させ新規のビジネスとして考えております。

内容は、

①仮設住宅や市営・県営住宅にお住まいの方へ、当事業で取り扱う100円グッズをカタログにして“通信販売”をすることです。
仮設住宅は市内に50ヶ所、約7,000人の方々がお住まいになっていますが、そのほとんどが商業地域から離れた場所なので、お買い物に行くだけでも一苦労です。人間は面倒を避け楽に流れますから、こちらがその「楽」を提案すれば需要はあると信じています。
地域ごとに、毎週2回注文を受け付けてその翌日(お客様のご都合により翌々日)に商品を配達し、同時に集金します。新商品やハンドビラのポスティングもその時に行なって、次回のご利用に繋げます。
業種別審査事典によりますと、一週間に2回以上100円ショップを利用するヘビーユーザーは3割、一カ月に3回以内利用するユーザーも含めると、8割以上になりますので、仮設住宅入居者7,000人×2回訪問/週×4週=56,000人を延べ見込み客と考えた場合、その30%が利用してくださると仮定して、1カ月16,800人にお買い物をしてくださる試算をしました。そして100円ショップにおける平均客単価は300円~900円が全体の75%を占めるので、最悪の想定で300円とした場合、買い物客16,800人×客単価300円=504万円を一カ月の売り上げと見込んでいます。
移動販売でこの売り上げはあまりにも高すぎると感じましたが、店舗で働いていたころを思い返すと、今までは「店でお客様が来るのを待っていた」だけで、移動販売は「こちらからお客様と会う機会をつくる」という真逆の発想から違いが出ているのだと気が付きました。
なんというか、仮設住宅の地域すべてを「売り場」にできれば、不可能ではない数字と思えるようになってきたということです。

②仮設住宅訪問は、50ヶ所を3地域に分けて週2回ずつ注文取り、配達に伺うわけですが、土曜日か日曜日を予備日として、地元のスーパーさんやフリーマーケットなどのイベントで敷地をお借りして青空市のようなこともやりたいと考えています。
私が考える商売は、お客様に居心地が良いと感じていただくことなので、究極なことを言えばもしかすると店舗の有無は必要ないのかもしれません。お客様が私から買いたい、私のサービスが好きだ、そう感じていただける商売が出来れば、移動販売やインターネット販売のように、実店舗が存在しない商売も成り立つのではないかと思っております。
少し話がずれてしまいましたが、「青空市」のような業態には市民の方々はあまり抵抗がないと思うので、受け入れられやすいと考えています。
というのも、高齢化がとても進んでおり、ターゲットはシニア世代になりますが、その方々に露店は昔からの当たり前の光景です。また、震災後はとにかくいち早く商売を再開させようと地元商店の方々が各地でブルーシートを敷いて商品を並べて売っていました。震災後だからこそ、仮設店舗でも露店でも受け入れられる傾向にあります。
ここでの売り上げ試算はありません。①の仮設住宅への移動販売がメインの事業になりますから、青空市の時間が取れるかも分かりません。とにかく今は、仮設住宅入居者様方に、この商売を受け入れていただき、しっかりと根付かせることが第一と考えております。


そして、上記のような事業が成り立つようであれば、倉庫を構え、在庫を持ち、インターネット販売事業を計画しております。
対面販売ではないので、心のこもったおもてなしが出来ないのがとても残念ですが、いずれ時代とともに小売業はインターネット販売が主流になっていくと思っております。
楽天さんやYahoo!ショッピングさんのようなショッピングモールで出店する方法が良いのか、販売サイトを独自に作って運営する方法が良いのかは、これから精査していかなければならないと思っていますが、送料の問題、加盟金の問題などコスト高は避けられませんので、収益性はかなり落ちるのではないかと思います。
解決策は、ネット販売業界における100円均一販売でシェアを獲ることです。現在は5~10社ほどがネット販売で100円均一商品を取り扱っていますが、戦略は商品の取り扱い量の豊富さと、5,000円以上の購入額に対して送料を無料にするというサービスをしています。
岩手県陸前高田市は漁業と農業の町なので、魚介類は管理方法を完璧なものにするため時間はかかるかもしれませんが、地場産の野菜などは比較的商品として取り扱いやすいと考えてますから、これらが100円均一で販売できればニーズはあると思います。実際、野菜などの青物は市場に出回らない規格外品を、地元の道の駅などで100円前後で販売されていますから、商品化は比較的容易なのではないかと思います。
あとは各社共通の戦略、5,000円以上の購入金額に対して送料無料についても、一個100円の購入金額のうち、粗利の数パーセントを送料に還元するという方法もできます。もちろん、5,000円以上買っていただいた時点で送料が無料になりますが、1,000円でも3,000円でも、運送会社の使い分けや荷物の大きさを最小限にすることで、お客様が負担する送料をもっとも安くできるシステムの構築に努めたいと思っています。
 
 
長々と、読んでいただき本当にありがとうございます。
 
結論から申し上げて、市内の好立地の場所に店舗を建設することが難しくなっており、銀行融資においても新規創業者にできる金額ではないということから、投資家様の熱いご支援が絶対条件になります。
ただ、私も自分の力の範囲でできることはやろうと思っていますので、今回新たに加筆させていただいた「移動販売事業」をメインにしたビジネスを具体化させていこうと考えています。

100円ショップは一時の急成長を遂げたころより、成長性は緩やかになってきていますので、マーケットの拡大は今後期待できません。
しかし、マーケット内でシェアを獲得していくことに力を注げば、当事業の将来性は決して暗いものではないと断言できます。
安いから忙しいからと、店員の流すような軽い接客でもお客様は我慢しています。これが100円均一業界の非効率です。安い商品をその使った先の真意までご提案させていただき、心からお買い物を楽しんで、心の温まるサービスを感じていただければ、魅力ある事業に成長できると信じております。


起業資金

1,500万円

yupo
性別 男性
住所 岩手県
年齢 36歳