【海外展開】油と水を完全融合 ハイブリッド燃料製造装置

掲載日 2019年03月11日  技術 


起業内容

事業内容】

 灯油、軽油、重油などの燃料へ水と添加剤を混合させハイブリッド燃料を製造する装置を海外へ販売します。

 ITフィンテック分野のスタートアップのような派手さはありませんが、ハイブリッド燃料は全ての国や地域で需要があり、世界で問題になっている大気汚染による地球温暖化対策に大きく貢献でき、非常に社会的意義がある事業と確信しております。 

【ハイブリッド燃料とは】

 一般的にはエマルジョン燃料(技術)と呼ばれています。

エマルジョン技術の研究は半世紀以上の歴史があり、化粧品や食品分野では既に実用化されておりますが、燃料油(灯油、軽油、重油)分野での実用化は技術的に難しく世界的に普及していないのでが現状ですが、私どもは独自に開発した製造装置および添加剤にてボイラーへの実用化はもちろんのこと、発電機、船舶、自動等のディーゼルエンジンの燃料油としてエマルジョン燃料(ハイブリッド燃料)の開発に成功しています。当社の配合比率は従来の100%燃料に対して、基油70%、水20%、添加剤10%を特殊技術(実用新案取得済)で混合します。 

混合したハイブリッド燃料は、ボイラー、発電機のエンジンそして船舶や自動車のエンジンでの使用が可能です。

出力、燃焼効率ともに基油100%と同等以上となります。 また、独自に開発した添加剤により製造したハイブリッド燃料は1年以上分離せず高い品質を担保できます。 

【ハイブリッド燃料のメリットと社会的使命】

 対象国の燃料価格によりますが、燃料費が約10%~20%削減できます。またNoX,SoXやPMなどの排出ガスは約20~30%削減することが出来ます。全世界規模で取り組まなければならない大気汚染、温暖化問題へ大きく貢献することが出来ます。 

【販売対象国】

 当該技術に対しては日本国内においても相当数の需要があるものの、各種燃料に課せられている税金や不正軽油問題における行政機関の認識相違から国内事業は見込みが殆ど無いのが現状です。 

したがって、当該技術と製造装置の販売対象は海外になります。 各種燃料の成分スペックは国ごとに異なりますが、成分スペックごとに添加剤のレシピを調整することで、基本的には全世界で燃料油に対してハイブリッド燃料の製造が可能です。 ただし販売国によっては、輸入、製造および販売ライセンスの許可を必要とします。

 私たちは、約2年半のマーケティング活動の結果、アフリカ地域を対象に販売をスタートさせます。 すでに、アフリカ地域にて現地パートナーと共に石油会社、輸送(運送)会社、船舶会社へのプレゼンテーションを行い非常い良い反響を得て、数社の見込み顧客へ見積書を提出しており、契約条件についても顧客との大枠のコンセンサスは得ています。

 また、アフリカ地域は原油は産出出来るものの、精製設備が老朽化、稼働率の低下から石油製品については輸入依存度が高いため、アフリカ地域の政府機関からも高い関心を得ており、現在は、販売対象国で現地法人を立ち上げ、販売(輸出)を実現させるため、販売国の事業ライセンス取得のため、監督官庁との事前協議をスタートさせ、海外の顧客が来日し、当方の技術を確認するため、日本国内でデモセンターの設立準備を進めています。 

ビジネスモデル】

 ハイブリッド燃料製造装置の輸出による販売収益、メンテナンス収益、また添加剤販売による販売収益ならびに、添加剤製造および販売を委託することによる販売収益およびロイヤリティ収益となります。 

なお、製造装置の生産能力はは1台あたり最大で2,000~10,000リットル/1時間のハイブリッド燃料を製造することが可能であり、それ以上の需要には複数台の装置をネットワーク化することで対応可能です。 

予想収益

 

製造装置販売収益1台あたり数千万円(機種による)

年間メンテナンス契約による収益1台あたり年間約1,000万円~(機種による) 添加剤販売による収益1台あたり年間約3,000万円~(機種による)

添加剤製造委託によるロイヤリティ収益1台あたり年間約300万円~(機種による)

2019年度販売目標 10台 

2020年度販売目標 30台(累計40台) 

2021年度販売目標 50台(累計90台) 

【資金使途】 

・デモマシン製作費用 

・商談のための複数回の渡航費用、顧客来日時の渡航費用 

・ライセンス取得費用(書類作成および性能評価試験費用、分析評価報告書作成費用などを含む) 

・各種契約書作成費用(日本、海外弁護士費用含む) 

資金調達の理由】 

マーケティング活動が当初の予定以上に長期化し、設立時に予算化した自己資金がショートし、また、国内の金融機関からは当該事業に対する理解を得られないため


起業資金

1,500万円

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性別 男性
住所 東京都
年齢 48歳
ZERECO Plasma Fusion Oil & Gas Japan LLC
役職 経営者
会社設立 2017年
従業員 5人未満
資本金 500万円未満
年間売上 500万円未満
事業内容
エマルジョン燃料製造装置の海外販売