すべての企業に自社開発をミッションに既存のSIerやベンダーのビジネスモデルを破壊します。
掲載日 2023年08月21日 IT・通信起業内容
初めまして。中井一機と申します。
昭和62年生まれで現在35歳になります。
リクルート、日本マイクロソフト、NTTDATAにて経験を積んだ後、2019年に個人事業主として独立。
それからはプロジェクトマネージャー、スクラムマスター、プロダクトオーナー、アジャイルコーチとして数々のシステム開発プロジェクトに参画し、昨年7月に法人成りしました。
様々なシステム開発プロジェクトに参画する中で日本の産業構造に危機感を感じたのが本法人創業のきっかけです。世界では2000年代初頭からアジャイル開発が当たり前になる中、日本は未だにベンダーに開発を丸投げしております。アジャイル開発とはトヨタのカンバン方式をルーツにした、振り返りと改善に主軸を置いたエンジニアのマネジメント手法です。ウォーターフォール型開発とは全く逆のアプローチで、最初に全体像の設計をせずに優先度の高い機能から小さく開発をし、できたら順番にリリースをします。
変化に強く、無駄なものを作らない事や、テストやデプロイ等人がやらなくても良い作業は徹底して自動化する事で、コスト減、工数減、人員減できます。ウォーターフォールを比べて明らかにアジャイルの方が全てのパフォーマンスが高い為、世界のシステム開発ではアジャイル開発が当たり前になっています。
しかし、日本ではアメリカの様に雇用主都合で正社員を簡単にレイオフできない雇用法の問題や、発注者(日系企業の経営陣)のITリテラシーが低くITの重要性を本質で理解していないのが原因の根幹です。
私も以前大手ITベンダーにいましたが、彼らは自社にエンジニアを雇っておらず発注を受けても設計だけして下請けに丸投げします。またその下請けも孫請けに丸投げします。これが現在問題視されているIT業界における多重孫請構造です。
多重孫請構造とウォーターフォール型開発の問題点は沢山ありますが、
1.実際に作業するエンジニアの給与が少なくなる→スキルの低い人員で実装する為バグが多かったりUIがイケてないなど使い勝手が悪くなる。
2.沢山の仲介者が入る事でコミュニケーションコストがかかる→最終的に発注者が支払う事になります。
3.スピードが遅く変化にも対応できない→なにか致命的な欠陥が見つかっても手戻りができない為デスマーチで乗り切ろうとする。セブンイレブンのセブンペイが炎上した件もまさにこれです。
この課題を解決するには、発注者である企業の経営陣にITやシステム開発の正しい知識を啓蒙し、まず発注者のITリテラシーを上げないといけません。そもそもITは経営の根幹です。その経営の根幹を他社に丸投げしていて良い訳がありません。現在はそんな発注者とベンダーの高額裁判(直近だとZ会と日立子会社)も増えてきました。
この、経営陣を説得(教育)するというのが一番難しいのですが、ここ1年色々な営業手法を試しながら模索する中で、1つこれは行けると確信を持てるサービスを思いつきました。それは、無料診断サービスです。
ターゲットは2種類あります。
1つは、ベンダーに開発を丸投げしている会社向けのサービス
2つめは、既に内製化して自社開発している会社向けのサービス
外部ベンダーに頼んでいるところは莫大な金額に比べてアウトプットの品質は低いので、自社開発にしたら、どれぐらい様々なコストが下がるのかをレポートとして提出し、内製化への提案に繋げます。
内製化しているところは、「アジャイル開発力診断」というネーミングで、本当にアジャイル開発ができているかをプロの目でチェックするサービスです。アジャイル開発はシンプルに見えて奥が深く、ここまでやっていればOKというものが無いんです。よくなんちゃってアジャイルと揶揄されますが、アジャイルはエンジニアのマネジメント手法ですので、しっかりと実行しないと意味がないんです。しかし、アジャイルへの理解が浅い担当者がアジャイルに挑戦しようとすると、設計書書かなくて良いとか、テストしなくていいとか、いいとこ取りをしようとして失敗します。そして、自分のせいじゃなくてアジャイルが悪いって手法のせいにするんです。アジャイル開発では、常に最善をチームで考え続ける必要があるんです。私がここ3年で様々な現場に参画しましたが、日本企業で教科書通りのピュアアジャイルを実践できている会社は0.1%以下だと思います。
つまり、これはものすごいブルーオーシャンということです。
また、もし私の会社が市場を作り出す事が出来たとしても競合他社も簡単には参入できないでしょう。
なぜならアジャイル開発は簡単に模倣できるほど甘くないからです。
つまり一度この市場を切り開いてしまえば参入障壁は高く他社には再現性も低い為一人勝ちを続けられる可能性が高いと思っております。
予想収益
ケース1 ベンダー丸投げの場合
まず診断サービスで現システムの移行が可能か、不可能な場合は作り直すかを決める。
移行・新規開発ともに人員が必要になるため、その人員をこちらのパートナーからアサインする。
人員1名につき月10〜30万円程の粗利が見込める。
1プロジェクトで10人アサインすれば100〜300万円の粗利になる。
ケース2 内製化している場合
診断サービスで得た情報を元に改善点と改善策を無料で教える。
しかし、聞いたからといって簡単には実行出来ないので、アジャイルコーチとしてクライアント社員を教育したり、人員不足が出たら人員をこちらのパートナーからアサインする。
アジャイルコーチの相場としては月100万円前後。
最初は自分でやり、ゆくゆくは雇って人に任せたいと思っております。
【調達資金の使用用途】
営業・マーケター・コンサルタントの採用・人件費 1000万円
Youtubeチャンネルの作成 100万円
広告費以下内訳
PIVOTチャンネルタイアップ
SNSターゲティング広告費 500万円
【最後に】
ここまで読んで頂きありがとうございます。
伝えたいことはもっと沢山あるのですが、かなり要約して端折っている部分もあります。
投資に当たってその起業家の人となりを見るのが重要だと思いますので、まずは事業のプレゼンも兼ねてオンラインでお話させて頂ける機会を頂けると嬉しいです。