兼業アーティストを支える人材サービス
掲載日 2025年01月12日 その他起業内容
●背景
歌手としてメジャーデビューした後、2015年にNPO法人を設立し、音楽やアート系の専門学校の教育カリキュラムの作成、講師育成、イベント制作、プロアーティストの育成などを約10年行ってきました。
そこで下記の課題に直面し、課題解決のための事業をいくつか創出しました。
・エンタメ業界の職が少ないため、未就職者率が専門分野でトップ
・アーティスト人材へのイメージが誤っているため一般職への就職が難しい
・生徒数を確保する必要のある既存の教育機関では本質的な教育が難しい
・卒業後に優秀な人材との接点がなくなってしまう
・個人で活動するアーティストにとって拘束力の高い事務所の存在と、レコード会社との契約は不要
●今回の対象事業
NPOにて創出した事業の中に、「アーティストの持つサブスキルを他の職種に活用し、兼業アーティストを支援するサービス」がございます。
2024年10月にマッチングサイトとしてローンチしたのですが、取引先経営者の皆様の反響がよく、2カ月で通年計画の60%を達成することができました。
また、この登録者の出口として、プロデュースや育成をするレーベルも併設しようと思っております。
バイトや兼業しながら活動しているにもかかわらず、兼業アーティストというとハードルが高く感じるアーティストも大半だと思います。
もちろん啓蒙活動はしますが、レーベルというエンタメの出口を設けることで登録者へのメリットをもたらすとともに、離職率を下げるサポートにもつながると考えております。
●求めていること
現在はマッチングサイト形式で行っておりますが、人材紹介業の免許を取得し、エージェント機能を充実させることでスケール可能と考えております。この免許取得のための予算と、人件費、広告費を安定させて事業を成長させるための体制をご支援いただきたく、今回エントリーしました。
●なぜできるか
・コンバージョンについて
私個人が6年間ベンチャー企業にてハイクラスフリーランスのマッチングサービスのエージェントをつとめておりました。成約率の高さやCA/RA両面での成約率の高さから、GMもつとめました。
・アーティスト人材の知見について
私自身の経験のほか、レッスン、現役の学生の就職支援に携わっており、アーティストキャリア専門家として活動していることからも国内随一の知見を持つと自負しております。
予想収益
1~5年目の事業計画からの抜粋です。●通算売上
1年目 1,905.6 万円
2年目 4,276.8 万円
3年目 7,713.6 万円
4年目 12,216.0 万円
5年目 16,718.4 万円
●通算収益
1年目 851.1 万円
2年目 1,962.3 万円
3年目 2,712.1 万円
4年目 4754.5 万円
5年目 6796.9 万円
【さいごに】
ご覧いただきありがとうございます。
今回このような形で初めて資金調達をさせていただきます。
私自身、メジャーデビューしても、映画の主題歌やCMの曲を歌っても、「いつまでも遊んでいないで親孝行しなよ」「一生フラフラしてたら食っていけないでしょ」という言葉を浴びる一方、日中働く上場企業の名前を出すと「すごいね」と簡単に言われることにずっと葛藤してきました。
メジャーデビューできるのは日本のアーティスト人口12万人のうち約400人、0.3%の狭き門ですが、それでも兼業しなければ食べていけない職業であることは確かなのです。
「アーティストという職業はそれでいいのか?」
私自身の原体験だけでなく目の前で辞めていってしまう若い世代のアーティストの姿を見て、日本でのアーティストという仕事・生き物の社会的地位を上げたいという思いから、芸事とビジネスの両面でアーティストを支援する事業に取り組んでまいりました。
中でも本事業は、兼業アーティストが当たり前になる社会を実現し、アーティストという職業そのものを再定義するものになります。
500~1000万円でご一緒いただける方がいらっしゃいましたら、一度お話だけでも聞いていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。