ゴルフ練習に革命を

掲載日 2022年02月03日  新ビジネス・商品 


起業内容

概要
ゴルフ練習場を選ばす天然芝の上で練習が行えるサービス。販売箇所となる練習場と直接契約を締結し、利用客に対して自社開発した天然芝プレートを販売。
購入されたお客様は、そのプレートを使用することでゴルフコースと同じ感覚で練習が可能となり、スコア向上が期待できる。
事業内容:事業概要.pptx
当事業では、「練習場で天然芝の上で練習が行えるサービス」を提供している。

ゴルフ練習場(以下:練習場)の利用者
練習場利用者に対して、天然芝のプレートを販売する。
天然芝プレートを使用することで、“練習と本番の環境差異”を埋め、ゴルフコース と同感覚で練習が可能。「緊張感」や「ダフリ」を意識したトレーニングで、スコア向上が期待できる。

練習場の運営者・オーナー
利用顧客の流動性を求める練習場や新しいことを始めるのに腰が重い運営者に、
新事業として収入源獲得に協力していただく。
また、プレートの使用により、練習場で使用する人工芝の廃棄費用等が削減し、
環境に配慮した練習場というイメージアップを狙い、新規顧客獲得が期待できる。


想定顧客
ゴルフ練習場(以下:練習場)の利用者
スコアが100を切っている40-60代のゴルフ練習場利用客
これからスコアを伸ばしていきたいゴルフ初心者
本番同様に天然芝で練習したい経験者

練習場の運営者・オーナー
今後、練習場運営を通じて、売上(利益)を伸ばしたい練習場
お客様に新たな価値を提供したいと考えている練習場
抱えている課題

私たちは“練習と本番の環境差異を埋めていくこと”を最優先の解決策として、当事業に取り
組んでいる。
代表者は、ゴルフ競技に2年間取り組んでいるが、家族・友人を含め、多くの経験者が口にするのが、「練習場では思い通りに打つことができるのに、ラウンド・コースでは上手くいかない」であった。
当事業を展開するにあたり、50名以上の練習場利用者に対してヒアリングを実施し、アンケート回答や会話の中から、下記が要因として挙げられた。

実際のラウンドと練習場での緊張感の違い
練習場の傾斜の有無
人工芝(練習場)と天然芝(ラウンド)の違い
人工芝(練習場)と天然芝(ラウンド)の違い

人工芝の場合、摩擦により動作が止まることがないため、多少ダフッたショットをしてもボールが飛んでいく。一方、天然芝にて、少しでもボールの手前から打つと「ダフリ」が発生する。
このため、練習場では自身のスイングのダフリに気付かずに、「思い通りにボールが打てない」事象が発生している。

参考URL
ドライバー同じですね!」入ってみる? ゴルフクラブのオーナーズクラブ
ゴルフ練習って、芝の違いで何が違う??(本芝と人工芝)
【注意】人工芝と天然芝の違い!本番でダフる原因を解説します【吉本巧】

実績(埼玉県入間市:金子ゴルフセンター様)

6月上旬:ビジネスアイデアを考案
  下旬:プロトタイプの天然芝プレートを自作
     金子ゴルフセンターと契約(練習場への営業4件目)

7月〜8月上旬:市場調査と運用実験
       8月11日以降で週3回(木・土・日)に販売を開始
これまでに商品を6回改良
現在までの売上枚数は下記の通りである。
8月 : 68 枚
9月 : 101 枚
10月 : 110 枚
11月 : 130 枚

10月下旬:駿河台大学ゴルフ部にサービスを提供開始

現在:サービス利用顧客の約80%がリピーターかつ、リピート率は90%以上である。
   既に、サービスによる練習効果を実感している常連客も一定数存在しており、
   「スコアが伸びている」「プレイが安定してきた」という声をいただいている。

想定する競合

現状、当サービスと同様のサービスは見受けらない為、競合(事業)は存在していない。
一方で、比較的安価でサービス提供が可能であること、既存顧客(ゴルフ場利用者)に向け
た追加サービスとして提供することを考慮すると参入障壁は低くなると考えている。

上記を踏まえ、私たちは以下2者を競合と想定している。

競合① 芝生農園や人工芝を製造する会社
利点 : 自社製品を使用することで、安価で芝を提供可能
欠点 : 費用対効果が低く、売上が立ちにくい
・ゴルフ練習場との新しい関係構築
・人件費の捻出(営業人材が不足している)

競合② ゴルフ練習場
利点 : 既存の利用客を活用できるため、認知されやすい
欠点 : 事業化するには費用対効果が低く、売上が立ちにくい
・ 芝農園との新しい関係構築
・ 人件費の捻出(芝を育成する人材)
・ 新規事業に取り組む人が少ない
 (既にゴルフ練習場の利益を挙げている為)
・ サービス利用者の意見を反映させるまで時間がかかる
当事業の優位性・ユニークネス

上記に対する当サービスにおける優位性としては、以下6点が挙げられる。

手軽さ
従来のコース練習で必要となる時間と費用を大幅に減らし、天然芝を利用した練習環境を気軽に楽しめる。
特に、首都圏(東京・埼玉近郊)からは、プレイ時間を含めて、5-6時間程度が必要である為、いつもの練習場で本番を想定したゴルフが可能となる。

先行者利益
既にサービスを提供している為、利用者との関係構築が進んでいる。
開始3ヶ月で使用頻度の高い利用者を獲得し、ゴルフ場利用者(現場)の声をサービスに反映していると実感している。
この期間で、利用者への提供枚数と抱えられる在庫(受給関係)を概ね把握できたことは他者よりも優位に働くと考えている。

「天然芝」の育成を行う会社とコネクション
園芸業を営む親戚がいるため、「天然芝」の仕入や栽培方法等、事業運営の中心となる情報を低価格(無償)かつスピーディに得ることができる。

活動拠点近辺の大型練習場
金子ゴルフセンター(当サービスにおいて契約済み)
青梅リバーサイドパーク
東京サマーランドゴルフ練習場
青梅フレンドシップゴルフ
オソギゴルフセンター
羽村グリーンゴルフ

在庫スペース
拠点場所には、フットサルコートの半分に相当する芝育成スペースが存在する。
また、親戚の所有する温室ハウスでは、冬の時期でも芝を緑に保つことが可能で、実際に栽培可能なスペースも保有している。

ゴルフとの関係
現在、狭山ゴルフクラブにてコース管理課として、芝の育成についてのノウハウを学びながら働いている。

当事業の課題(弱みと補強方法)

参入障壁の低さ(想定している競合に記載)
前述の通り、サービス単価が低いことから、今後競合が出現する可能性がある。
しかし、当サービスにおける優位性や新規参入における費用対効果の低さから、
事業として踏み切れないと考えている。

天候(雨・雪等)や自然災害による練習場の利用制限
天候に左右される利用制限を考慮し、業務委託販売を行う事業者に対しては歩合制を採用する。休場等による人件費ロスを最小限に抑える。
また、天然芝の卸売業においても(練習場への業務委託契約)、別練習場での販売や農園での再育成に利用できるため、資材ロスを少なくすることができる。

練習場との契約:売上の20%を契約料とする
販売代行への業務委託:売上の40%ををインセンティブとする
練習場への業務委託:芝の卸売(単価の75%で卸す)とする

 芝の育成不良
3ルート(自社育成・芝農園との契約・ホームセンター)から仕入により、
商品調達を行い、在庫不足のリスクを回避する。

マーケットサイズ

当サービスでは、『東京・埼玉』を中心に運営する「アウトドアゴルフ練習施設」を
最初のターゲットととして見据えており、約4.08億円の売上を見込んでいる。


金子ゴルフセンター様での当サービス利用率:10.0%
想定平均単価 :¥500 年間平均来場者数 / 1施設あたり: 28,000人




全国における地域別の市場規模




アウトドア練習場数
市場
シェア
北海道
84
11.7億
3.5%
東北
194
27.1億
8.1%
東京・埼玉
292
40.8億
12.2%
関東(その他)
463
64.8億
19.3%
甲信越
129
18.0億
5.4%
北陸
50
7.0億
2.1%
中部・東海
308
43.1億
12.9%
関西
299
41.8億
12.5%
中国
176
24.6億
7.3%
四国
105
14.7億
4.4%
九州
295
41.3億
12.3%

(参考:公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟 2021年10月)


ビジネスモデル・マネタイズ方法
利用ユーザーの商品購入を主に収益獲得とする。
下記の通りに、各練習場(もしくは販売代行)と契約を締結し、残金を当サービス利益とする。
(例)1日 1施設で、500円の芝を30枚販売した場合


2021年11月現在
金子ゴルフ
¥1,000 / 日
1
2
3
売上
¥15,000
¥15,000
¥15,000
¥11,250
原価
¥1,500
¥1,500
¥1,500
¥1,500
単価
¥500
¥500
¥500
¥375
契約料
¥1,000
¥3,000
¥3,000
¥0
販売業務代行費
¥0
¥0
¥6,000
¥0
サービス利益
¥12,500
¥10,500
¥4,500
¥9,750
利益率
83.3%
70.0%
30.0%
86.7%


CWGによる販売:練習場に対して売上のうち20%を支払(契約料)
販売代行への業務委託:練習場に対して売上のうち20%を支払(契約料)
販売代行者に対して売上のうち40%を支払(人件費)

練習場への業務委託:練習場に対して、芝の卸売(単価の75%で卸す)


WHY NOW? 〜 なぜこのサービスがこれまで広まらなかったのか 〜

マーケティング手法の変化
スマホの普及やSNSを用いた拡散形態が変化し、サービスの認知度が格段に早まったことが要因に挙げられる。
「動画」「YouTube」を用いた手法に変化し、個人で手軽に高レベルな練習に取り組んでいる人が増えている。これにより、選手やティーチングプロが運営するYouTubeチャンネルに対し、アドバイスを求めるプレイヤーが増加しているのは明白である。
上記のような、YouTuberインフルエンサーに紹介していただくことで、サービス認知や実際の利用者の大幅な増加を見込んでいる。

20〜40代のゴルフ人口増加による練習場利用者の増加(参考:ゴルフ場経営研究所)
コロナ禍を背景として、スポーツの中でも比較的「3密」を避けやすいことに加え、リモートワークの浸透などで現役世代も時間の融通が利きやすくなったこと等により、土日祝日より割安な平日を利用しやすくなっていることがある。
練習場延べ利用者数は一施設当たりで前年比2.4%、6年連続のプラスとなっている。

SDGsへの配慮
金子ゴルフセンターの場合、練習場で使用される人工芝マットの年間の廃棄量は 1.5t を超えている。このマットについては、石炭由来のものがほとんどであるが、私たちのサービスは天然芝を使用しているため、人工芝マットの廃棄量を大幅に減少させ、廃棄費用負担の軽減も可能であると考えている。


今後のマイルストーン

資金援助アリ
資金援助ナシ
項目
詳細
2021年1月〜10月
2021年1月〜10月
練習場の新規契約
- 営業リストの策定(地域・規模)
- 新規契約 2件目(2022年4月)
- 新規契約 3-5件目(2022年10月)
2021年4月
2021年8月〜10月
東京都助成金申請
- 申請資料のブラッシュアップ
- 自治体の創業支援センターへの相談
2021年4月〜10月
2021年10月〜
芝生農園の設置
(東京都瑞穂町)
- 芝の育成面積の概算
- 予算の算出
- 土地の確認、顔合わせ
- 売買契約書、権利書の確認
2021年9月〜12月
2021年10月〜
ゴルフ系YouTuber
サービス案件での紹介
- 市場調査
- 費用対効果の算出
- 営業活動


財務諸表(予算:2期分)
リンク先:損益計算書(PL・トラクション)
今後の展望

広告事業(ポイントカードのスマホアプリ化)
現在、初回購入利用者に対して、ポイントカード(ポイントが貯まると無料で一枚を贈呈) の進呈キャンペーンを実施している。今後は、紙での運用からスマホアプリに変更し、アプリ内でのゴルフ商品関連広告事業を進めていく。
メンバーの川島(RailsにてWebアプリ、Flutterにてスマホアプリ実装経験アリ)を中心に、2期目以降でのリリースを予定。
天然芝のサブスクリプションサービス
自身にて芝農園の運営後、更なる販路拡大に向けて、下記のサブスクリプションサービスを提供予定である。
自宅用の天然芝プレートの定期配送、パター用の天然芝マットの開発
練習場に提供しているプレートとは異なる大きさで天然芝を栽培する。高所得者向けサービスとして展開し、より個人宅で練習可能なサイズや様々な種類の商品をオーダーメイドにて提供予定。(価格:¥25,000 / 月)
ゴルフ場向けの共有ナセリ
ナセリは、ゴルフ場のグリーンコンディションを維持する為の芝の養生地を指す。ホール・ラウンドを所有するゴルフ場と契約を結び、農園から必要に応じた芝生を提供する。
参考URL:ゴルフ雑学 芝の畑「ナセリ」|S吉クンのゴルフ研究|GDO ゴルフレッスン・練習

ゴルフ・芝育成に関するコンサルティング事業(ノウハウ提供)
事業運営で拡大する業務や人材の繋がりから、天然芝の育成からゴルフ練習場への導入、レッスンスクールの開講、レッスンプロの紹介まで幅広く事業展開予定である。
私たちのビジョン

世界のチャンスを求めている
若者たちと共にチャンスをつかみ取る

原 直紀 (共同代表)
2018年4月 |ドイツ・ケルン体育大学への留学(2年間)
2019年夏 |日本人初兄弟でドイツ自転1周旅に挑戦・成功
      クラウドファンディングにて資金調達、スポンサー獲得成功
2020年秋 |ケルンマラソンに挑戦(同時に資金調達にも成功)
2021年3月 |日本体育大学を卒業
2021年6月 |当サービ立ち上げ
2021年9月 |狭山ゴルフクラブでコース管理課として芝育成などを勉強中

岡野 泰輝 (共同代表)
2018年8月 |ドイツ・Humboldt大学への1年間留学
2019年8月 |東海大学を卒業
2019年10月|ベルリンサッカーチームにてプレー(2020年3月まで)
2020年12月|MAGOクリエーションにてアシスタント開始
2021年6月 |共同代表の原からの誘いを受けて、同事業に参画

川島 瑞希
大学在学中 |海外NPOにてボランティア活動(東南アジアアフリカインド等 15カ国の周遊)
2019年3月 |駒澤大学を卒業
2019年4月 |鉄鋼系商社に新卒入社
2019年10月|独学でプログラミング学習を開始
2020年6月 |RPA事業コンサルティング会社に入社
プロセスマイニングやタスクマイニングを中心とした業務改革・DX事業に従事
2021年6月 |共同代表の原からの誘いを受けて、同事業に参画


起業資金

500万円

naokiturf
性別 男性
住所 東京都
年齢 25歳